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バッドカンパニー


by donbekajika

鬼と君~第二章~-前編-

大輔は会社までの道中ずっと昨日あった出来事を考えていた、あの感覚はなんだったのだろうか、今は何もないがあの時は確かに何かを感じていた、あーだこーだ考えてるうちに会社に着いた。
昨日あったことをスーパーで会った加藤に話してみたが、加藤には特に変わったことはなかったという、不思議そうにこちらをみていたが大輔は何も言わずにデスクについた、淡々と仕事をしていると同僚の女性の声が耳に入ってきた、
「昨日の晩また都内で惨殺死体が五体見つかったらしいわよ」
「えぇーまたですかぁ」
「殺人鬼ですか、なんだか怖いですね」
「そうよねぇ結構ここからも近いしねぇ」
大輔はまたそんな事件があったのか、と思いつつも一瞬昨日あった出来事と何か関係あるのかもしれないとは思ったが、そんなはずはない自分は何を馬鹿なこと考えてるんだと思い気分転換に飲み物を買いにデスクを立った。飲み物を買い終え戻ってきた大輔はふとこないだ入ったばかりの谷口百合に目がいった。
by donbekajika | 2006-07-03 13:01